季節を問わず、冷えに冷えに悩むひとは多いと思いす。女性に多い冷え症は、免疫力の低下や内臓機能の低下、肌荒れ、便秘など様々な原因になるため、「冷えは万病の元」とも言われています。末端冷え性”の方は生活習慣を見直したり、マッサージをすることで症状を緩和できます。
今回は“冷え性”や“末端冷え性”の原因と改善方法のご紹介です。冷え性の症状は、血管収縮により、慢性的に細胞の栄養不足や酸素低下状態となり、その結果、頭痛・肩こり・腰痛・疲れ易い・体力がない、肌荒れ、血色不良、腹痛・便秘・蹴り、生理不順、足のむくみなど生じます。体温が一度下がるだけで免疫力が30%以上も低下するといわれ、冷え性は万病の元といっても過言ではありません。
冷え性による弊害
体温が一度さがると…基礎代謝は12%低下する免疫力は30%低下すると言われていて、免疫力がさがると体内に侵入してくる様々なウイルスを排出したり、増殖を防ぐことがが出来なくなってしまうのです。
- 風邪やインフルエンザにかかりやすくなる
- ウイルス感染しやすくな
実は健康な人でもがん細胞は毎日5000個もできていて、これだけ多くのがん細胞が日々生成されているのに、ほとんどの人ががんを発症しないでいられるのは、免疫細胞が日々闘って、がん細胞が生まれるたびにそれを見つけ次第、退治してくれているからです。逆に冷え症を治すことで免疫力を上げることができす。
免疫力とは、体内に侵入する病原体などの外敵と戦い、体の機能を維持しようとする自然治癒力です。主力となるのが白血球で、体温が上がると活性化して、風邪をひいたときに熱が出るのは、この白血球の働きを高めるための自己防衛反応なのです。
冷え性からの症状
冷え性の代表的な症状は、以下のものがあります。
- 手先や足先が冷える
- 布団に入っても足が冷えて、眠りが浅い
- 足がむくみやすい
- 冷えが原因で、腰痛や肩こり
- 貧血、めまいなどが起こりやすくなる
- 肌荒れ、生理不順
- 病気にかかりやすい
- 疲れやすい
- 頭痛
冷え性の原因
血流が滞り、体内でうまく熱を作ることができず、さらに、手先や足先へ運ぶことができない時に、それが「冷え」として体の外に出てくるのが末端冷え性。末端冷え性には、いくつかの原因があると考えられています。
①運動不足
運動不足も冷え性の原因となります。人間の筋肉の70%以上は腰より下に存在していて、ふくらはぎは第二の心臓と言われています。下肢の筋肉運動により筋肉の収縮と弛緩が行われると、筋肉のポンピング作用で血液の心臓への還流もよくなります。その結果、全身の血流が良くなって体温が上昇します。また、筋肉は動かされることで体内に熱を作ります。まずは無理のないところから少しずつ運動量を増やしていきましょう。
②筋肉量の低下
男性よりも女性に冷え性が多いのは筋肉量が少ないことが挙げられています。筋肉量が少ない為、筋肉運動による発熱や血流量が少なくなってしまい、運動不足で筋肉量が落ちている人も、冷えを感じやすくなりますので女性に限らず、男性でも筋肉量の少ない人は冷えに悩んでいる人も多いです。発熱を起こす筋肉が衰えてしまっては、外部から温めてもすぐに体は冷えてしまうのです。
②自律神経の乱れによる血行不良
血管の拡張や収縮など、血液の流れに関係するものは自律神経が調節しています。そのため自律神経失調症の方は、冷え性になりやすいし、冷え性の方は自律神経失調症になりやすいのです。現代人はストレス社会に生きています。人はストレスがかかると、緊張ホルモンであるアドレナリンやノルアドレナリンの分泌が高まり、血管が収縮して血行が悪くなり、冷えの原因になります。
ストレスは自律神経のバランスの乱れにも繋がります。緊張するとお腹が痛くなるまたは下痢になる、最近よく眠れない、疲れやすいなどは自律神経の乱れが原因の可能性もあります。ストレスを0にするのは難しいですが、ストレスと上手に発散して上手に付き合う事が大切でしょう。
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③体を冷やす食べ物・水分のとり過ぎ
食後はとたんに眠くなったり、疲れがどっと出たりします。胃はその食べ物を消化して体内に吸収しようと活動を始めます。その活動を促進させるために、体内の血液が胃と小腸に集まってきます。そのため、多量の食べものを胃に入れると、胃や腸がそれらを消化して吸収しようと激しく活動し、それにともなってその活動を促進させるために体内の血液がより胃や腸に集まるため、胃腸以外の器官や細胞への血液供給率が低下するため、体温が低下してしますうのです。
さらには、水分のとりすぎにも注意が必要です。特にコーヒーやビール、ウイスキーは体を冷やす効力が高いようです。これらも飲みすぎないように注意すべきです。また、それ以外の飲みものであっても、飲みすぎることによって排泄が十分にできなくなり、体内に余分な水分がたまってしまい、体の熱を奪う原因になります。食べすぎと同様に飲みすぎにも注意しましょう。できるだけ体を冷やす飲み物は避け、温める飲み物で巡りを良くする事も大切!例えばコーヒーよりも紅茶、ビールよりもワイン、冷たい飲み物より常温か温かいものを選んでください。
冷え性の対策と改善法
①運動で冷え性改善!
特に運動不足の方は積極的に運動を行うことが大事。筋肉量を増やすためにも適度な運動は必要です。身体の負担が少なく無理なく続けられる、簡単なエクササイズがオススメ!また筋肉を使うことで体温が上がります。
- ウォーキングやラジオ体操など
- 朝に一杯の水を飲んでからストレッチ
- 移動中にエレベーターを使わずに階段を使う など
急に過剰に筋トレを行ったり、間違った方法で行ったりすることは、体に負担をかけてしまうため注意が必要です。適度な運動を継続して行うことが大切でしょう。
②体を中から温める食材で体質改善
カラダを温める食材を積極的にとってカラダを温めましょう。夕食は就寝の3時間前までに取るのがおすすめ。食後は、消化器系に血液が集中して手足が冷えやすくなりますので、就寝時にはある程度胃が休まっている状況を作ってください。
カラダを温める食材
- しょうが
- ねぎ
- ニンニク
- 根菜(人参、ゴボウ、大根、カブなど)
- かぼちょ、豆類など
- にら
- 山芋
- 唐辛子
低体温改善に必要不可欠な栄養素は、亜鉛・鉄・セレンなどのミネラルと、ビタミンB1・B2などのビタミンです。亜鉛などのミネラル補給は、女性ホルモンのバランスを保ち、冷え・生理不順・低体温を改善します。
③常温の飲み物や白湯を飲む
冷たい飲み物は控えましょう。暑い夏は、冷たい飲み物が欲しくなるところですが、夏でも飲み物は常温で飲むのがオススメ!また、白湯には冷え性を改善する効果だけでなく、胃腸を温める効果があり、全身の血行促進が期待できます。
●身体の温まる飲み物
カラダを温める食材の代表格!
しょうが
しょうがは発汗を促したり血行促進をしたりと、冷え性改善にはとても効果があります。
また、風邪のひき始めにもカラダを温めてくれるので効果的です。
シンプルに、味噌汁や白湯にすりおろしたしょうがをプラス!チューブ入りのしょうがでもい良いのですが、すりおろしたフレッシュな物がオススメ!
ココア
ココアにはポリフェノール、ミネラル・食物繊維・マグネシウム・鉄・亜鉛・カリウム・カルシウムなどの栄養成分が豊富に含まれていて、
最近はしょうがと並んで冷え性改善に効果的な飲み物とされています。
ココアの栄養の中で特筆すべきは、食物繊維の多さ。食物繊維を多く含むゴボウよりも、ココアの方がたくさん含まれているのです。
手や足の先の血液循環を良くする効果がありますので手足の冷えには特にオススメです。
カラダが冷えてきたな…そう感じた時はココアを飲んでみて下さい。
就寝前に
冷え性の人でよくあるのが、「手足の冷えが気になって寝付けない」という悩みではないでしょうか。そんな場合はぜひ就寝前に体を温める飲み物を飲みましょう。寝つきが良くなって、深い眠りにつきやすくなります。
④お風呂にゆっくり浸かる
体を温めるのにとても効果的な方法が、お風呂に入ることです。ゆっくりぬるめのお風呂に20分以上はいり、体の芯から温めましょう。
お風呂にゆっくりつかることで体が温まるだけではなく、リラックスすることで自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが整うことが期待できます。
●入浴後にストレッチ
入浴後に簡単なストレッチをすると、筋肉が動かされるため、熱が作られ、さらに体が温まります。
●入浴後にマッサージ
入浴後のマッサージも血流量を増やすには有効です。
⑤整体、マッサージ
東洋医学では「冷えは万病の元」とされています。「気」「血」「水」この3つが身体のバランスを取って健康を保っています。なかなか改善しない冷え性の方は信頼できる治療院にご相談または受診して改善を目指しましょう。 整体で冷え性改善
≪まとめ≫
“冷え性”や“末端冷え性”は日常的に身体が冷えて感じて、つらいと感じている方も多いのではないでしょうか。まずは自分でできるものから、コツコツと対策を始めてみてください。
温めることもたしかに必要ですが、本当に大切なのは、「どうして冷えてしまったのか?」という原因を考え、改善していくことです。
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