良い姿勢とは何か?間違った認識を改めよう

姿勢改善する女性

背筋をピーン!なんて言葉があるように、良い姿勢と呼ばれるのは背筋が伸びた状態と認識されていますよね。

この背筋ピーンが、実は良くありません。

見た目には猫背よりは見栄えはよくなりますが、間違った背筋の伸ばし方をしている為体に負担が掛かるのです。

この間違った姿勢を積み重ねると、疲れも溜まりますし悪くすれば痛みなどを生じるようになるため、良い姿勢を意識していたつもりが、結局は姿勢が悪くなってしまうという悪循環が起こります。

この悪循環を防ぐためにも、本当の良い姿勢を知ることが大切です。

良い姿勢が疲れると感じる理由

良い姿勢というのは、本来疲れないものなのですが多くの人は良い姿勢を保とうとすると疲れると感じているかと思います。

これは、普段の姿勢による筋肉の凝り固まりが原因です。

スマートフォンやPCを長時間使用していると、頭が前傾し、猫背・巻き肩といった姿勢が癖になってしまい筋肉が凝り固まってしまうのです。

その為、元の正しい位置に体を戻そうとするのに力を入れてしまい、疲れてしまうのです。

https://hachioji-seitai.net/wp/hunchback/

https://hachioji-seitai.net/wp/rolled-shoulder/

姿勢が悪くなる原因

どうして、姿勢が悪くなってしまうのかということを考えたことはありますか?

前述したとおり、スマートフォンやPCなどの長時間の使用も原因の一つですが、他にも日常生活でやりがちな行動が姿勢を悪くする原因となることがわかっています。

*良い姿勢の勘違い
自分で猫背になってると感じた時、背筋をピンと伸ばす人が多いですが、たいていの場合は背筋に力を入れすぎて、腰が剃り気味になっているのです。

この状態は、疲れるだけでなく腰への負担も掛かり、さらに悪い姿勢を助長するきっかけにもなるので注意しましょう。

*片方への負担が歪みに繋がる
人って、無意識にいつも同じ方の手でカバンを持ったりしますよね。

習慣というか、反対で持つと違和感を感じるという方も少なくないでしょう。

意識して、反対側で持ったはずなのに気づくと戻してしまうほど、体に染みついた行為です。

これは、たとえ重いと感じるものでなくても習慣化していることで片方への負担が掛かり続けているのです。

この負担により、片方だけ筋肉が発達したりするため体のバランスが乱れてしまい、歪みに繋がります。

*脚を組む・頬杖など

この他にも、姿勢が悪くなってしまう原因は複数ありますが、多くが日常の中で何気なくやってしまう行為によるものなのです。

良い姿勢の感覚を見つける方法

そもそも背筋ピンでなければ、どの状態が良い姿勢なのかわからないという方もいるでしょう。

背筋を伸ばす以外にこれといって教わった記憶もない・・・。
そんな方でも、簡単に良い姿勢の感覚を見つけることが可能です。

*膝立ち=良い姿勢の感覚
平らな床で、膝立ちしてみましょう。
膝立ちしてみると、自然と体の力が抜けていると感じることができるかと思います。これが、良い姿勢の感覚なのです。

普段やってる背筋をピンと伸ばした状態と比べてどうですか?ずいぶん背中・腰が楽に感じるでしょう。

まずは、この感覚を覚えましょう。

良い姿勢ができるように筋肉をほぐそう!

良い姿勢が疲れるというあなたは、普段の悪い姿勢が筋肉を凝り固まらせている可能性が大きいです。

この状態で、良い姿勢を取ろうとすれば当然疲れてしまいます。

まずは、その凝り固まった筋肉をストレッチによって解してあげましょう。

*首周りのストレッチ方法
1.首を右側にゆっくり倒す
2.右の手で左のこめかみ部分に手を当て、倒してる方向に引っ張る
※痛くない程度にしましょう

3.30秒ほどその状態を維持する
4.反対側も同様に行う

痛みがある場合は、無理せず少しずつ解すようにしてください。

*首周りのストレッチ方法2
1.片手を手のひらを顎に当てる
2.反対側の手を、1の肘に手のひらを当てる
3.肘を押すようにして首を後ろに倒す
※首筋が伸びるイメージ

4.30秒維持する

※無理して、ぐいぐい押してはいけません
じんわり伸びてる感じで止めましょう。背中ごと倒れないように注意して行ってください。

*胸・肩甲骨周りのストレッチ
1.背中側に後ろ手で手を組む
2.後ろ側に手を引っ張るように動かす
※胸を張るような感じで、背中では肩甲骨がぐーっと近づくように

肩に力が入らないようにして、肩甲骨を動いてるか意識して行いましょう。

*背骨・胸のストレッチ
1.クッションなどで構わないので、肩甲骨の下側から腰の間に敷く
2.力を入れず30秒ほどかけて、背中まわりをほぐしましょう

背中が伸びて、気持ちいいイメージです。
ストレッチポールがあれば、体に対して横向きにしてその上に寝転びましょう。

*骨盤下部の筋肉のストレッチ
ハムストリングスは、簡単にいうと太ももの裏付近の筋肉です。ハムストリングスが、凝り固まると骨盤が後傾してしまい、姿勢にも影響がでるのです。普段の生活では、あまり使われないので凝り固まってしまっている人が多いでしょう。

1. 床に座る
2. 片足は伸ばし、もう片方の脚の裏を伸ばした足の内ももにつける
3. 伸ばした足のつま先を、伸ばした足と同じ側の手で掴む
※背中を丸めないように意識しましょう

4. 掴んだ手の下をくぐらせるように反対側の手を持っていき、脚の外側を持つ
5. お腹を床に付けるイメージで前屈していく
6. 30秒維持する
7. 反対側も同様に行う

《注意点》
ぐっぐっと反動をつけてはいけません。じわ~っと伸ばすことに意味があります。背中が丸まってしまう人は、最初は無理して掴まずタオルで引っ掛けるようにしましょう。

*手足の筋肉をほぐす方法
1.仰向けに寝る
2.手足を床から浮かして、天井に向けてあげる
※垂直にする必要はありません

3.手足をぷらぷらと降る
※力を抜いて、ぷらぷらっと小さくゆする感じ

4.30秒ほどぷらぷらして、下ろす

※背中などに力が入らないようにしましょう

ストレッチをする時は、呼吸を止めないように意識しましょう。

無意識に呼吸を止めてしまう人が多いので、気を付けてくださいね。

血流が良くなっているお風呂上りに実践するのが、良いでしょう。

良い姿勢を保つためには背骨だけではダメ!

姿勢というと、猫背など背中を伸ばすというのにイメージがいきますが、良い姿勢を保つには全身のバランスがとても大切です。どこかに負担が掛かり、コリ・歪みがでれば姿勢自体が悪くなってしまいます。

背中だけにとらわれず、全身に目を向けてストレッチを行うことをおすすめします。

また、日常生活での歪みに繋がる行為を避けるようにしましょう。

《まとめ》

良い姿勢というのは、背筋を伸ばし胸を張るイメージがありますが、このイメージだけ先行し間違った姿勢を実践してしまう人が多いのが現実です。

体に負担も掛かり、さらに姿勢が悪くなってしまう可能性がありますので、まずは良い姿勢の感覚を覚えましょう。

そして、良い姿勢を手に入れたいのであれば、筋肉をほぐして良い姿勢を楽に保てるようにしましょう。

凝り固まりやすい筋肉のストレッチをご紹介しましたので、ぜひ実践してみてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です