冬に風邪をひくのは「体質」ではなく“積み重ねた習慣”
冬は、風邪・喉の痛み・鼻水・だるさなどの不調が起こりやすい季節。
しかし、「昔から風邪をひきやすいから」とあきらめる必要はありません。
実際のところ、風邪をひきやすいかどうかは 体質よりも生活習慣と季節の影響が大きい のです。
西洋医学では「免疫力の低下」、
整体では「血流と自律神経の乱れ」、
東洋医学では「気(エネルギー)の不足」「腎の弱り」「肺の防御力低下」。
これらが重なると、ウイルスに負けやすい体になります。
本記事では、西洋医学と東洋医学の両面から「冬に風邪をひきやすい人の共通点」と「改善できる冬の習慣」を徹底解説します。
整体でできる対策や、今日からできるセルフケアも紹介します。
冬に風邪をひきやすい理由(西洋医学 × 東洋医学)

① 気温低下 → 体の働きが鈍り、血流も落ちる
冬は気温が下がり、体は熱を逃がさないよう血管をギュッと縮めます。
血流が悪くなると、免疫細胞(白血球)が体中に巡りづらくなり、風邪に対抗しにくくなります。
東洋医学では、寒さは「寒邪(かんじゃ)」と呼ばれ、体に入り込むと「気の巡り」を止めると考えられます。
・手足の冷え
・肩こり
・気力の低下
これらがあると、風邪が入りやすい状態になります。
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② 冬は湿度が低く、ウイルスが活性化する
湿度40%以下の乾燥状態では、ウイルスが空気中を漂いやすくなり、喉や鼻の粘膜も乾燥し防御力が落ちます。
東洋医学で喉・鼻・皮膚など“外からの邪気を防ぐ場所”を司るのは「肺」。
肺の“衛気(えき)=体のバリア機能”が弱ると、風邪を受けやすくなります。
・呼吸が浅い
・姿勢の悪さで胸が圧迫
・長時間のスマホで猫背
これらは「肺」の働きを弱め、風邪を引き込みやすくします。
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③ 寒暖差で自律神経が乱れやすい
冬は外が冷え、室内は暖房で暖かい。
この寒暖差が自律神経に強い負担をかけ、体が疲れやすくなります。
東洋医学でも、強い寒暖差は「腎」を弱らせると言われています。
腎は生命エネルギーの源とされ、冬に最も影響を受ける臓です。
腎が弱ると、
・冷え
・むくみ
・疲労
・免疫低下
が起こりやすくなります。
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風邪をひきやすい人の共通点(体質と習慣のクセ)
ここからは、整体・東洋医学の両面から見た共通点を解説します。

① 首・肩こりが慢性的にある(血の巡りが悪い)
首や肩のこりは、血流低下の最初のサイン。
血流が落ちると免疫細胞が届きにくくなり、防御力も弱まります。
東洋医学では、肩こりは「血の滞り(瘀血)」と呼ばれます。
瘀血があると、冷え・疲れ・免疫低下が起こりやすいと考えられます。
姿勢の乱れ(猫背・巻き肩)も、肺の働きを弱め“風邪を反復しやすい体”をつくります。
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② 呼吸が浅い(肺の力が弱る)
冬は寒さで肩がすくみ、呼吸が浅くなりがち。
呼吸が浅いと、血中の酸素量が減り、代謝も低下し体が冷えます。
東洋医学では、浅い呼吸は「肺気虚(はいききょ)」のサイン。
・疲れやすい
・風に当たるとすぐ風邪っぽくなる
・声が小さい・弱い
こういった人は風邪に要注意です。
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③ 胃腸が弱い・便秘や軟便(脾の弱り)
腸内環境は免疫の約70%を支えています。
整体では“お腹が硬い人は風邪をひきやすい”と言われるほど。
東洋医学では「脾」が弱ると水分代謝や気の生産が落ち、免疫も下がると考えられます。
・食べ過ぎ
・冷たい飲み物
・ストレス
・夜遅い食事
こうした生活は、脾を消耗し免疫低下につながります。
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④ 冷え性・平熱が低い(腎の弱り)
腎は“体を温める働き”を担う臓。
腎が弱ると、手足が冷え、平熱も下がり、風邪をひきやすくなります。
・腰が冷える
・夜トイレが近い
・朝が弱い
・疲れが抜けにくい
これらも腎の弱りのサインです。
⑤ ストレスが多い(気が不足する)
ストレスが続くと体は常に緊張状態になり、交感神経が優位になります。
これは免疫を大きく下げる原因。
東洋医学では、気を消耗する状態が続くと「気虚(ききょ)」になり、外からの邪気を防げなくなります。
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冬に免疫力を下げるNG習慣
「やってしまいがち」だけど風邪を引き寄せる行動を紹介します。

① シャワーだけで済ませる(腎が弱る)
冬のシャワーのみは体を芯から温められず、腎のパワーを弱らせます。
38~40℃で10〜15分の入浴は“冬の養生の基本”。
② 朝食を抜く(脾が弱る)
朝は「脾」が最も働く時間帯。
朝食を抜くと気がつくられず、免疫が落ちます。
温かい汁物だけでもOK。脾は冷えが大敵です。
③ 寝る直前までスマホ(肺・腎の弱り)
ブルーライトで睡眠ホルモンが抑制され、深い眠りに入れません。
腎は睡眠中に回復するため、睡眠不足は腎の弱り→免疫低下へ直結します。
④ 厚着しすぎて汗をかく→急に冷える
冬の“汗冷え”は意外と盲点。
背中が冷えると肺の働きも落ち、風邪を引き込みやすくなります。
⑤ 室内が乾燥しっぱなし(肺のバリア低下)
乾燥は肺の天敵。
肺気が弱ると、免疫力(衛気)も弱くなります。
加湿器か、濡れタオル+室内干しでも十分。
整体師がすすめる「冬の免疫アップ」セルフケア
① 呼吸を整える胸郭ストレッチ(肺の補強)
肺は「気の出入り口」。
胸の動きが硬くなると、肺の働きも低下します。
・肩甲骨を動かす
・胸を開くストレッチ
これだけで呼吸が深くなり、気が満ちて免疫が強くなります。
② 首・肩・背中の温熱ケア(気を巡らせる)
背中の上部(肩甲骨周り)は肺の経絡が通る場所。
ここが冷えると咳・風邪・だるさにつながります。
・蒸しタオル
・ホッカイロ
・ネックウォーマー
冬は“上半身の保温”が最も重要です。
③ お腹の腸もみ(脾の強化)
おへその周りを優しくほぐすと、腸が動きやすくなり脾の働きが底上げされます。
・便秘改善
・ガス溜まり改善
・免疫細胞が育ちやすい環境に
整体でも人気のケアです。
④ 足腰を温める(腎の補強)
腎は腰に位置し、冷えの影響を強く受けます。
・カイロを仙骨(お尻の少し上)に貼る
・足湯をする
・レッグウォーマーを使う
これだけで“体温の基礎力”が上がります。
整体でできる冬の免疫ケア(八王子・さわい整体院の施術)

① 自律神経を整える全身調整
・首肩の強いこり
・猫背による胸の圧迫
・呼吸の浅さ
これらを整えることで、肺気が動き出し、緊張モードから回復モードへ切り替わります。
② 吸玉(カッピング)で血と気を巡らせる
吸玉は、皮膚を吸い上げて血流を一気に改善する施術。
瘀血(おけつ=血の滞り)を動かし、体を内側から温めます。
・冷え性
・肩こり
・疲労
・だるさ
冬の不調にとても相性が良い施術です。
③ 腸もみで脾と腸を強化
腸は免疫システムの中心。
脾の働きを助け、腸内環境を整えることで、冬の風邪予防に直結します。
便秘気味の方、ストレスが多い方に特におすすめ。
冬の風邪は「体質」ではなく“習慣”で変えられる
風邪をひきやすい人には、東洋医学・西洋医学のどちらの視点でも共通点があります。
・首肩のこり(血の巡りが悪い)
・呼吸が浅い(肺気の不足)
・胃腸が弱い(脾の働き低下)
・冷え性(腎の弱り)
・ストレス(気虚)
これらは体質ではなく、日々の習慣で改善していけるものです。
冬はとくに体がこわばり、自律神経や東洋医学的な「気・血・水」のバランスが乱れやすい季節。
だからこそ、毎日のセルフケアと整体によるメンテナンスが体調の安定につながります。
整体、吸玉、腸もみを活用しながら、冬の風邪に負けない強い体を一緒につくっていきましょう。
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